心霊現象や幽霊よりも怖いのは…|人生で一番の恐怖体験

スポンサーリンク

私が14歳の時の話です。

当時中学生だった私は学校での人間関係が上手くいかず、心の病気を患ってしまい、精神科の閉鎖病棟に入院しました。

周りは大人の患者さんばかりで、中学生の私は馴染めずにいたのですが、ある時60代のおばあさんと仲良くなりました。

そのおばあさんはとても優しくて、私を孫のように可愛がってくれました。

毎日のように話していたので、退屈していた入院生活も楽しく感じるようになりました。

しかしある日、私は些細なことでおばあさんと喧嘩してしまったのです。

その日の消灯後、ベッドの中で「私もちょっと言い過ぎたかな?」と罪悪感がこみ上げてきて、「明日になったら謝ろう」と決めて目を閉じました。

が、その時!なんと、カーテンの向こうに人影が見えたのです。

足音とともに、人影がベッドに近づいてきます。

シーツに包まりながら震えていると、その人影から聞き覚えのある声がしました。

「おい、○○(私の名前)。許さんぞ、殴ってやろうか」

「殺す、絶対殺してやる」

と、あのおばあさんの声がするのです。

このままじゃ本当に危害を加えられるかもしれないと怖くなった私は、飛び起きてナースステーションまで走りました。

もちろん、走っている途中も「○○、逃げんなよ、絶対に殺してやる」と小走りで追いかけてきます。

その後、夜勤中の看護師さんがおばあさんを取り押さえ、「他人に危害を加える可能性が高い」と判断された為、外から鍵をかけて自分では外に出られない個室におばあさんは移されました。

しかし、なんとその個室が私の病室と壁を挟んだ隣にあるのです。

壁の向こうからは毎日のように「○○!殺す!許さない!」と、以前のおばあさんからは想像できないほどの叫び声が聞こえてきます。

さらに「ドン、ドン」と巨大なハンマーで叩いたかのような鈍い音まで聞こえてきました。

手で殴るにしてもこんな音は出せないし、一体何をしているのだろう……と思っていると、看護師さんがおばあさんの様子を見にきました。

その時の看護師さんの言葉を聞いて、私は一瞬で背筋が凍っていくのを感じました。

「あら、おばあさん!壁が血だらけですよ!どうしたんですか!?」

「足の裏の皮膚が裂けてるじゃないですか!」と。

なんと、あの鈍い音の正体は、ひたすら私の病室に面する壁を蹴り続けていた音だったのです。

しかし足の裏の皮膚が裂けて壁が血で染まるほど怨まれていたと考えたら、恐ろしさとともに「あの時些細なことで喧嘩しなければよかった……」と反省の気持ちでいっぱいです。

私は何度か幽霊を見たことがありますが、幽霊なんかよりもこの体験が人生で一番怖かったです。

スポンサーリンク

下記ボタンで友達にこの記事を紹介!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする