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お盆になると昔から「怖い事が起こる、霊がいる」から海に入ってはいけないと言われていました。今では、お盆の海は危険だからそれを暗に示した迷信だとバカにする人も増えましたが、それでも、お盆期の海で恐怖体験や心霊体験をしたと語る人がいるのもまた事実。ここでは、そんな実際にあったお盆の海での恐怖体験や心霊体験をまとめました。
暗闇の海で泳いでいたものは…|20代女性
これは私が小学生の時の話です。
お盆休みは毎年恒例で家族ぐるみで仲が良かった友達の別荘に泊まりに行ってました。場所は勝浦の海辺の近くです。
いつもの如く、スイカ割りをしたり、ゲームをしたり、海辺で水遊びをしたら楽しい思い出だらけです。
ところが、肝試しをすることになり別荘から海辺までいって帰ってくるというゲームをすることになり、そこで恐怖を味わうこととなります。
幼かったせいか、人気のない夜道を歩くだけでも恐怖だったのですが、浜辺につき、海の音が聞こえなんだかリラックスした気持ちになりました。
そのまま興味本位でせっかくここまで来たのだからと思い、暗い海をのぞいて見たらなんとそこには誰かが泳いでいるように見えたのです。
魚やくらげや亀とは違い、人型で長い髪のが見えた気がしたのです。
ゾッとしましたが、気のせいだと思い走って別荘へ帰りました。
その後しばらく背後に違和感を感じお風呂場やトイレなど一人になる瞬間の背後常にゾッとする感じがあり大変怖かったのを覚えています。
実際に何かが触れたわけでも無いのですが、何か感じるときは本当にそこには霊が存在するという話を聞いたことがあったので、余計に恐怖でした。
しばらくあの別荘にはいっていません。
溺れかけた私の足に絡みついていたもの…|20代女性
お盆の時期になり祖父母のところに遊びに行った時の話です。
祖父母の家の近くには海水浴場があり毎年夏になると海を楽しみにたくさんの人たちが来ていました。
当時の私は中学生でまだ幼さがあり海で泳いだりと遊んでいました。
その時、浮き輪を使いプカプカと浮いていると足になにかが当たるのがわかりました。
海なので海藻などが足に当たっているのだろうと思い何も気にしなかったのですが、徐々にその海藻が足に絡まって行くのを感じました。
足が重くなっていき危ないと思い必死に足から海藻を取ろうとしたのですが取れずに浮き輪から体が離れました。
そんな時、丁度近くを泳いでいた男の人に助けてもらい、溺れずにすみそのまま男の人に浜辺まで運んでもらいました。
浜辺に着き、足に絡まっていたものを取ろうとして足に目をやると、確かに海藻が足に絡みついていましたが、明らかに海藻ではないものも足に着いていました。
それは、女性の髪の毛であろう長い髪でした。
最初に私の足に絡みついたのがその長い髪の毛でその髪の毛に絡まり海藻が絡みついたようでした。
それを見た瞬間私を始め私を助けてくれた男の人や一緒にいた父や母もゾッとしました。
急いで、足に絡みついた髪の毛を取り、私達家族は助けてくれた男の人にお礼を言い祖父母家に帰りました。
祖父母に海での出来事を話しましたが特に心当たりがあるわけでもなく水難事故があった訳でも無いみたいで、あの私に絡みついた髪の毛は何なのか未だに謎です。
お盆の海はクラゲにご注意…|20代女性
25歳の時に、地元の海に友人と遊びに行きました。
学生の頃は毎年夏になると海に行っていた仲間なのですが、社会人になってしばらくは遊んでいる暇もなく、数年ぶりにお盆の帰省で予定が合いそうだったので、思い切ってドライブがてら海水浴場に出かけました。
久々の再会とロケーションにテンションが上がり、3人とも海の家でビールをおかわり。
知らず知らずだいぶお酒が進んでいました。
いい気分で海にプカプカ浮かんで空を見上げていると、突如脚に激痛が!慌てて水の中を見てみると、クラゲが脚にまとわりついていました。
よく見ると、1匹だけではなくあちこちにクラゲがウヨウヨしています。
回りを見渡すと、人が泳いでいるエリアはだいぶ遠くに。気分よく浮かんでいるうちに、1人だけ遠くに流されてきてしまったようです。
元々泳ぎが得意な方ではなかったのとお酒が入っていたのとで、半ば溺れながらなんとか岸に泳ぎ着きましたが、その後海の家で刺された跡の処置をしてもらったりした記憶はほとんどありません。
学生のころであれば、お盆になればクラゲが出る事くらい分かっていたはずですが、久々の友人との再会や青い海にすっかり浮かれてしまい、とても恐ろしい目に遭いました。
死体が流れ着く海|30代女性
私の祖母の家の前が海なのですが、海水浴場といった海ではなく、海藻が沢山あって、泳ぐと海藻が足にからまって足をとられてしまうという、遊泳禁止の海でした。
その海岸には、よく、昔から、死体が流れ着いてくると、祖母からきいたことがありました。
実際行方不明になったかたがそこの海岸であがったりといったことも私が、祖母の家に遊びに行った時にありました。
それからというものの、見たわけではないのですが、その海が一気に怖くなり、私はあまり近寄らなくなりました。
言う人によってはお盆の時期に、そこで上がった人達が、他の人たちをまきぞえにして、海に引き釣りこむという話もきいたことがあります。
小さいながらも怖く、なんで遊泳禁止なんだろうと疑問に思っていたのですが、もしかしたらそういう理由もあるのかなと少し思ったりもしました。
いまでもその海は遊泳禁止で、波も高く、人があまりよりつかない海岸で有名です。
磯遊びをする子供もいません。
たまに観光客の人とかが海に入っていますが、通り係りの人とかに注意をされています。
波が荒いのもそういわれる影響があるのかもしれませんが、ちょっとそれをきいたり、体験してからというもののやはりちょっといきたくない海の一つです。
お盆の海で亡くなった友人|40代女性
「お盆に海に入るのは良くない」と子供の頃から聞かされてきました。
しかし実際のところ、子供の頃に、夏休み中で親が海に連れて行ってくれるのはお盆くらいなものでした。
私は今のところ自分自身で怖い思いをしたことはありませんが、それでもやはり海には入れません。
それは、子供の頃に言い聞かされていただけではなく、「実際に友人がお盆に何人も海で亡くなっている」からです。
もちろん1人ずつ別な年です。
お盆の時期は夏休みでもあるため、海で遊ぶ人が多いことから「水難事故が起こりやすい時期」だとも思っています。
そのため、過去の事故に関して、「やむをえなかった」、と思ってはいるのですが…その亡くなったうちの数人は、「良く晴れていたのに、その人が海に入ったらあっという間に霧が出た。そして、いつのまにかいなくなっていた」というような目撃証言があるのです。
直前まで晴れていたのにいきなり霧が出て、泳ぎが得意だったはずの人が溺れる…偶然とはいえ、とても怖い話だと思っています。
霧が出て視界が悪くなれば、泳ぐのも大変でしょう。
だから必ずしも心霊現象であるとは言えないのですが、心霊現象ではないとしても、とても怖い話だと思っています。
お盆の時期、海の近くの旅館で聞こえた足音の正体は…|20代女性
私は10代前半から後半にかけて、両親の仕事の都合で海外での生活をしておりました。
そのときに知り合った同世代の日本人の女の子がいるのですが、彼女のお母さまが霊感の強い方で、何度も霊視体験をしているとのことでした。
彼女から聞いた話の一つに、お母さまと彼女がお盆に海へ旅行したときのエピソードがあります。
彼女にも許可を取ったので、ここでご紹介します。
お母さまと彼女は海の近くの旅館に泊まっていました。
感覚の鋭いお母さまは、最初からその旅館に妙な空気が漂っていると思ったそうです。
夜になり、お母さまと彼女が眠りについたあと、ふと、お母さまだけが目を覚ましました。
すると、とことこと足音が聞こえてくるので、初めはきっと自分の娘が部屋の中を歩いているのだろうと思ったようです。
しかし、何だか変な感じがしたのでよくよく見てみると、足が見えたのですが、10代後半の娘の足にしては、ちょっと幼い印象がしたようなのです。
おかしいと思ったお母さまは、廊下に出て足音の正体を確認したのですが、そこで見たのは、小さな女の子の二本の足だけ(そこから上はなかったそうです)が廊下を歩いていく様子だったそうです。
よく霊を見かけるお母さまでも、さすがにゾッとした体験だったみたいです。