怖い話実話まとめ短編86|中学時代の音楽教師、死後の祖母と

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中学時代の音楽教師 投稿者:30代女性

これは、私が中学生の時、とても霊感の強い先生が、教えてくれたお話です。

その先生は、音楽の教師なのですが、とても面白くて楽しいお話も聞かせてくれるのですが、その中でも、怖い体験も多くしている人でもありました。

先生が霊をひきつける体質なのか、たまたま出会うのか、その辺りのことは先生自身もよく分からないようでした。

先生は、音楽室でいつものように仕事を終えて、夕暮れ近く、いつもより早く帰ろうと、教室を後にしました。

その時、先生はいつも霊に出会う時感じる嫌な感じが、自分を取り巻いているそんな気がしたようで、より早く帰りたかったそうです。

教師用の出口から出て、校庭横の通路を歩きながら、ふと振り返ると、ほとんどの生徒が帰宅したと思っていたのに、ベランダで頬杖をついて、ぼんやり校庭を眺める少女が、先生の目に入ってきました。

先生は、少女を見ているうちに、違和感を感じました。

明らかに小学生と思しき少女が、何故中学の教室のベランダで、誰もいない校庭を見ているのか。

先生は、声をかけることもできず、少女を見ていたそうです。

そして、先生の嫌な予感は、的中しました。

少女は、頬杖をついた形で、スーっとベランダの壁をすり抜け、その状態のまま、どんどん先生の方に近づいてくるのです。

その少女の何も見ていない、何も映していない真っ黒な瞳に、先生はゾッとするものを感じました。

けれど、蛇に睨まれたカエルのように、先生は動けずにその場に立って、少女が近づいてくるのをただ、見ていることしか出来なかったそうです。

そして、少女がどんどん近づいてきて、あわやぶつかると思われた時、少女の体は、先生を通り抜けてそのまま行ってしまったようです。

恐る恐る振り返ると、少女の姿は、忽然と消えていたそうです。

その日の夜から、先生は、ひどい高熱を出して、寝込んでしまいました。

何とか数日で、元気にはなりましたが、先生は今でも少女が、体を通り抜けていった時の感覚が、忘れられないようです。

とても切なく、この世への未練、少女のやるせない気持ちと共に、魂をすっとどこかへ持っていかれるような、不安な感覚がしたそうです。

今、改めて先生は、思うのだそうです。

あの感覚こそ、死というものなのではないかと、思えてならないと、言っていました。それはとても、怖い体験だったのだと、話してくれました。

死後の祖母と 投稿者:30代女性

祖母が亡くなってしばらくの間、同居していた叔母にはその存在が感じられたそうです。

四十九日の間はこの世にとどまるというので無理もないねと家族で話していたのですが、実はわたしも死後の祖母に会っています。

叔母宅の廊下を曲がっていく後ろ姿を見てしまい、懐かしさからつい追いかけて呼び止めたのです。

ゆっくりと振り返った祖母の顔は今でも忘れません。

優しかった生前とは似ても似つかない病苦にゆがんだ表情で、元気に生きているわたしを恨むように見たのです。

わたしが凍りついていると、祖母はそのまま空気に溶けるように消えていきました。

連れて行かれると確信していたわたしのその瞬間の安堵と言ったら…。

いまだに家族にはこの話をできずにいます。

虫が沸いた原因… 投稿者:20代女性

季節でもないのに、やたらとコバエがわくなあと思っていました。

生ゴミの処理をきちんとしてもダメなので半ば諦めていたのですが、このほどそのわけがわかりました。

隣戸でした。

ペット禁止のこのマンションでこっそり小型犬を飼っていたその方は、愛犬を放り出したままこの数週間留守にしていたのだそうです。

死体をあらためると、明らかに生前ついた火傷や切り傷などのむごたらしい傷がいくつもあったそうです。

隣人は虐待するために犬を飼っていたのではないかというのがもっぱらの評判です。

鳴き声一つたてなかった賢い犬にそんなことをできる隣人にも、そんな人の隣に住んでいて何も気づかなかった自分自身にも、心胆寒からしめる思いがしています。

着物を着た少女 投稿者:30代女性

この話は、人づてに聞いた都市伝説的な話です。

その女の子は、ずっと欲しかった自転車を買ってもらい、とても喜んでいました。

早速、近所の公園に行き、自転車の乗り心地を試して、楽しいひと時を過ごしていたそうです。

その少女は、ふと視線を感じました。

辺りを伺うと、木の木陰からじっとこちらを見ている、色白のおかっぱ頭の着物を着た少女がいました。

その着物少女を見ていると、言い知れぬ恐怖を感じたそうです。

その場から走り去ろうと、自転車のペダルを踏むと、背後に急に重みを感じた女の子は、慌てて振り返りました。

女の子の背後に、先ほどの着物少女がしがみついていたそうです。

女の子は、ただ怖くてその着物少女を背後に担いだまま、自転車を発進させました。

しばらく走っていると、背後から「もっと、速く走りなさいよ」という声がしました。

慌てて女の子は、その声を振り払うように、必死で自転車のペダルを回しました。

「もっと早くして」着物少女は、そう繰り返します。

とにかくその血の気のない顔が恐ろしくて、振り返ることが出来ません。

背中にいるはずなのに、体温も全く感じないのが、余計に怖さを倍増させたそうです。

やがて、坂道を降り始めた女の子の足は、急に動かなくなったそうです。

どんどん自転車は、スピードを上げていきます。

背後からは、嬉しそうにはしゃぐ笑い声が聞こえます。

その時、「止めて、止めなさいよ」と叫び声がしました。

その瞬間、動かなかった体は、自由になりその瞬間少女は、道路に倒れ込みました。

体に感じた衝撃と痛みに、少し動けずにいました。

そのすぐ後に、どんっという轟音がしました。

そして、頭上から「何よ、面白かったのに、これでおしまいなの。つまんないの」そう吐き捨てるような言葉が聞こえ、恐ろしい気配は、消えたそうです。

ゆっくり顔を上げると、着物少女はおらず、電柱に突っ込んで、止まっているバイクが目に飛び込んできました。

さっきの轟音は、この音だったのでしょう。

あの時、体が動かないままだったら、女の子はこのバイクと、ぶつかってもっとひどい怪我を負ったことでしょう。

そのバイクの背後に、さっきの着物少女に似た影が、消えていったように見えたのは、目の錯覚でしょうか。

女の子が見たものは、一体何だったのでしょう。

この世のものではなかったのか、それは、今となっては分からないそうです。

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