怖い話実話まとめ短編75|とある訳アリ物件、ある老後施設

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とある訳あり物件 投稿者:30代女性

ある夏、従業員が寮で自殺をしていました。

悪い偶然が重なり、発見されたのは死後2週間以上を経過していて、

クーラーをつけていなかった締め切った部屋は熱気と腐臭でむせかるようで、第一発見者の部下は、未だにその時のことを夢に見るそうです。

従業員の体は半分溶け、既に判別のつかない顔からは骨が見えていました。

「事故物件」にしたくない不動産屋と、慣れた警察は、その従業員の自殺をあっという間に「病死」で片付けました。

でも、わたしはそれが病死ではないことを知っていました。

昔から霊感が強い方だとは言われていたし、

子供の頃には見たくもないものが見えたり聞こえたりすることはよくあったのですが、大人になってからは仕事に忙殺されて、そんなことすっかり忘れていたんです。

霊は湿度の高い場所に集まりやすいから、水場は綺麗にしておく。

…そんな話を聞いたことはないですか?

あれ、本当です。

ある日突然、自宅の風呂場に入れなくなりました。

分かりやすく言うと、入ろうとすると腰の辺りから物凄い勢いでゾゾゾゾゾっと悪寒が立ち上り、何かが見えたり聞こえたりする訳ではないのですが、

「ここには入っちゃダメ」と、本能的な危険信号が灯るのです。

そして同時に、毎晩のように金縛りにあうようになり、うっすらと女性のような人影が、後悔をまとったような、何とも言えない感じでわたしの部屋の隅に佇んでいるようでした。

それが何故女性で、何故後悔しているように感じたのか、問われると答えるのが難しいのですが、そう感じたのです。

いわゆる心霊スポットのような場所に立ち入った記憶はないし、

「何故ウチに?」

という疑問を抱きつつ、仕事もあるし、お風呂に入らない訳にはいかないし、一週間ほど、自宅以外の場所で何とかお風呂を済ませていました。

いつまでもそんなことをしている訳にもいかないし、どうしたものかと寝不足の頭を抱えていたところ、会社の寮を管理している部下のひとりに、その寮に入っている従業員のひとりと連絡が取れない

…と報告を受けました。

若い女性の従業員。

わたしの部屋に毎夜訪れる、後悔をまとったような女性の人影。

嫌な予感がしました。

そして、その予感は的中しました。

彼女の死亡を確認したその日を境に、自宅の風呂場にはすんなりと入れるようになり、金縛りもなくなりました。

代わりに。

彼女が亡くなっていた部屋は解約したのですが、同じマンション内の寮に住む別の従業員が言いました。

「あの部屋…やっぱり何か出るみたいなんですよ。管理会社の人が言ってました。お祓いすることになってみたいで、昨日、お坊さんが入って行くのを見ましたよ。中からお経も聞こえて来て…。でも、事故物件扱いにならないんですよね?次に住む人、ちょっと可哀相ですよね。」

立地の良い場所にある、最新の設備が揃ったデザイナーズマンションです。

その割に、ちょっと安いかも知れません。

入居者が決まっても瞬く間に引っ越してしまうらしく、今も空室のようなので、これからお部屋を探す方は、どうか気を付けて。

おばあさんが話しかけていた相手は… 投稿者:20代男性

以前深夜自転車に乗ってサイクリングをしていると、歩道におばあさんが立っていた。

何をしているのか気になって近づいてみると、どうやら認知症になって深夜徘徊をしているらしく、ガードレールに向かって話しかけていた。

「ボク、ここでなにしているの」

「今からお菓子を持って行くからね」

というような話をしており、どうやらガードレールの柱を小さな子供か何かだと勘違いしているようだった。

その時はそれで何事もなく終わったが、その後しばらくして近所で交通事故で子供が死んだことを知った。

その現場に行っておどろいたのは、花やお菓子がお供えされているのががまさにおばあさんが話しかけていたガードレールの柱その場所だったということ。

死んだのは小学4年生位の男の子だった。

ある老後施設 投稿者:30代女性

ある老後施設での出来事。

そこの施設が建つ場所は、はるか昔、いくさで命を落とした人たちが集められていた場所といううわさがあります。

霊感かある介護師さんは、夜勤のとき出勤してすぐでるかでないかがわかるそうです。

入所の方たちはみんな寝ているのに、誰もいるはずのない職員ロッカーから物音が聞こえたり、家族の人が持ってこられた人形やぬいぐるみが夜中にしゃべったりすることがあるそうです。

霊を感じると咳きがでてとまらなくなる。

と言った別の職員はひどいときは朝からずっと咳をして、除霊の専門家に助けてもらうこともあったそうです。

あまりのつらさにその職員は入社してすぐに施設を退職しました。

その施設の職員はかわりがわり入退院を繰り返しているといううわさです。

布団に乗っかる青い猫 投稿者:50代女性

友人が実際に体験したという話なのですが、友人が夜に寝ていたところ、どうも布団が重たく感じて起きてしまいました。

そうすると、強烈な金縛りにあったのだそうです。

意識ははっきりしているのに身体が動かなくなって、どうしようと思っていたら、布団の上に何か黒い影が見えました。

何かと思ってよく見たら、猫が乗っていたのだそうです。

その人の家には猫などはいなかったし、知らない猫でした。

しかも、その猫は青い色をしていて、全体に薄く光っていたのだそうです。

暗闇の中で、その猫の姿だけがはっきりと見えて、その点も不思議で怖かったとのこと。

しばらく身動きがとれなかったのですが、やがて急に金縛りがとけて、そして、布団も急に軽くなりました。

青い猫は姿を消していたのだそうです。

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