怖い話実話まとめ短編61|集合写真、自殺予告をしたら…

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集合写真 投稿者:40代女性

私の以前勤めていた職場での話です。

昔その会社に勤めていた男の社員の方が、交通事故で亡くなられたのだそうです。

彼は、高校卒業と同時に、この会社に入社したそうで、他の社員達とも、家族のように付き合いがあったそうです。

次の年、社員全員参加の旅行がありました。

彼と同期入社の人がいて、

「あいつも、生きていれば、こうして旅行に来れたのになあ」

と、その旅行の間中言っていたそうです。

旅行が終わり、皆それぞれが、写真を見せたり交換したりしていました。

誰かが、

「おい!あいつ、旅行にきているぞ」

と、驚愕の声をあげました。

「え?死んだ人が来れるの?」

皆驚いて、その人の手から写真を取って見ると、社員全員で、宴会をしている所の写真で、皆で柱の前に集まって笑っています。

その、一番端に立ってるおじさんの頭の後ろから、誰かの顔3分の1くらいが、覗いています。

誰もが、一目で、事故で亡くなった彼だと分かりました。

「一緒に旅行に、行きたかったんだろうねえ」

と、怖いというより、切なくなったそうです。

自殺予告をしたら… 投稿者:30代男性

職場での人間関係に疲れ果て、おまけに借金も抱えていたころ、自殺を考えたことがあります。

しかしこのまま死ぬのはあまりにも寂しいと、ファンだったものすごくマイナーなアーティストのブログにコメントしてみたのです。

「こんにちは。わたしは自殺を考えています。死にたくないけど、もうどうしようもありません」

返信はこんな風でした。

「じゃあ一緒に死にましょう。私は今月末に自宅で首を吊って死ぬつもり。今度こそ失敗しないようにしないと」

明るい調子のブログ本文とは違った雰囲気で、淡々とそれだけが書いてありました。

怖くなって、予告の月末以降更新があったのかは確認できていません。

このアーティストが、示唆されていた自殺未遂をしたことがあるというのは事実だそうです。

携帯カメラに映った人の顔 投稿者:40代女性

まだ携帯電話を買ったばかりの頃 、カメラ機能がまだ珍しかった私は、嬉しくて写真を撮りまくっていました。

人物、ペット、風景、雑誌のイラストまで、面白い、と思ったものは全部撮りました。

その中から、特別気に入った写真を、待ち受け画面に使おうと、撮り貯めた中から、写真を吟味していると、おかしな写真が出てきました。

車の中から、虹を撮したつもりでいましたが、鮮明には撮れず、ぼやけて写っています。

そのぼやけた空に、人の斜め横顔が写っています。

何だか気味が悪いな、と、思いながら次の写真を見ました。

連写でもしたのか、同じアングルの写真で、その写真にも同じく斜め横顔が写っているのですが、前の写真と違うのは、二枚目のものは、ハッキリとこっちを見ているのです。

そして、その目にはまぶたがないのです。

すぐに消しました。

暫く写真を撮るのをやめていました。

廃病院に潜む何か 投稿者:20代女性

ある男性3人が、有名な心霊スポットである廃病院に肝試しに向かいました。

夜遅い時間、曲がりくねった人気のない道は、まるで3人を誘い込むように山の奥へと続いていきます。

数十年前に潰れたその廃病院は草がぼうぼうになった山の中に、ひっそりと建っていました。

真夜中ということもあって、その風貌は昼間に見るより数倍は不気味なもの。

軽く酒が入って上がりに上がった彼らのテンションは、冷たい空気に触れてすっと下がったようでした。

けれどもここは男3人。

少しでも怖がっているのを悟られないように、いかにも余裕といった様子で、彼らは廃病院の中に歩を進めます。

そこは有名な心霊スポットであるからか、中は自分たちより前に入った人間によって荒らされていました。

そこらじゅうにゴミや何かの破片が散らばり、壁には落書きの跡。自分たち以外の人間の痕跡を見て、感じていた恐怖が少しだけ和らいだようでした。

下がりかけたテンションを再び持ち直しふざけあいながら、3人は1階から順に見て回ります。

割られたガラス、壊れたベッド、散乱した医療器具…それらを目にするたびに感嘆し、手を触れてみる3人。

みんなでこうして話していれば、怖いものなんて何もない。

突然空気が変わったのは、3階に上り、長く続く廊下に出た時でした。

突然、鳥肌が立つほど空気が冷たく、重くなったのです。

明らかな変化に、その場の誰もが言葉を発することができずに立ちすくみます。

きぃ、と音がしたのはその時でした。

3人がよける暇もなく、突然廊下の向こうから無人の車椅子が猛スピードで迫り、一番前にいた1人に当たりました。

正面からもろにぶつかられたその彼は、廊下に尻餅をつきます。

車椅子の硬い部分が酷い当たり方をしたようで、足を押さえて呻いています。

しかし、後ろの2人は彼を助け起こすこともせず、懐中電灯の光に照らされた前方の廊下を見つめていました。

何かが、そこにいたのです。

人ではない、何か。

人よりも恐ろしく大きな、赤黒い「肉塊」のようなもの。

「うわあぁっ!」

2人は咄嗟に踵を返し、下へと続く階段を駆け下りました。

後ろから足を怪我した1人の声が聞こえたような気がしましたが、もうそれどころではありません。

暗い廃病院の中を全力で駆け抜け、なんとか外へと逃げ出しました。

しかし、あろうことか2人はそのまま車に乗り込んで、廃病院を後にしてしまったのです。

1人を、病院内に残したまま。

彼らは猛スピードで車を走らせ山を下り、街にある24時間営業のファミリーレストランの中で一夜を過ごしました。

そして次の日。

さすがに置いてきた1人のことが心配になって、廃病院に戻らないかという話になりました。

しかしいくら明るいとはいえ、またあの肉塊がいるかもしれないかと思うと足は前に進みません。

そこで彼らは警察に事情を話し、一緒についてきてもらうことにしました。

渋々了承してくれた警察官と彼らの3人で、昨夜猛スピードで下ってきた道を再び戻ります。

明るい中で見る廃病院はそれなりに不気味ではあるものの、昨夜の比ではありませんでした。

「一度私が見てくるから、2人はここで待っていなさい」

そう言って警察官が1人で中に入っていきました。

正直この中には入りたくなかったので、2人は安堵の息を漏らしました。

警察官が戻ってきたのは、それから10分ほど経った時でした。

険しい顔を青ざめさせて戻ってきた彼は、すぐさま自分以外の仲間に応援を要請しています。

嫌な予感がしました。

連絡を取り終えた警察官は、こちらに顔を向けて重い口を開きます。

「残念だが君達の友達は、亡くなっていたよ」

息を飲む2人。

しかしそれから続いた言葉に、彼らは膝から崩れ落ちそうになりました。

「体の一部が無くなっていたんだ。まるで何か大きな生物に、ばっくりと食べられたみたいに」

その廃病院は今はもう取り壊されて無くなってしまったそうです。

あの中に一体何がいたのか…今となっては知る術もありません。

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