怖い話実話まとめ短編12|亡き祖父と会話する祖母、悪霊はあなただ

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亡き祖父と会話する祖母 投稿者:30代男性

昨年祖父が他界してから祖母の認知症が進み、身体は元気だけど記憶がおぼつかないという一番厄介な時期になっていた。

いつしか祖母はあちこち徘徊するようになったが、両親や私が祖母が認知症であることを認識してからはかなり気をつけるようになっていたので、ここしばらくは徘徊を防げていた。

ところが今度は夜中に出歩こうとするようになってしまった。

うちの玄関は引き戸で、開ければそれなりの音がするため外へ出ようとする人がいれば大概誰かが気づく。

でもたまたまその日は誰も気づけなかった。

朝になり、祖母が居ないことに気づいた家族は大騒ぎ。

近所を駆けまわり、見かけた人はいないか聞いて回った。

そしてやっと祖母を見つけたのは墓地。

家から歩いて15分ほどにある、我が家の墓もある場所だ。

祖母は、「お父さん(亡き祖父のこと)と話してた」という。

その足元を見て、私達はギョッとした。

そこには祖父の骨壷があったからだ。

墓石の下に収めてあるはずのものがどうしてここにあるのか。

取り出したのだとしたら非力な祖母がどうやってそれを為したのか。

答えが出ることはなかった。

渡り廊下の少年 投稿者:30代女性

もう15年前のこと、私が大学生だったころの話です。

バイト終わりでよく友達と遊びに行っていました。

田舎なので特に遊びと言っても行くところもないので、ただドライブしたりどこかの施設に忍び込んだり。

その日も暇を持て余した仲間の男女4人で私の出身高校へ忍び込むことに。

理由は24時間鍵をかけないから校舎に入りたい放題という理由。

体育館横の駐車場に車を停め、みんなで中庭の広場を抜け校舎へ。

懐かしさとちょっと怖いのでテンション上がりっぱなし。

騒ぎながら一回りしました。

一時間ほど夜の校舎を探検してまた中庭の広場に戻ったとき、前にいた男の子二人が一斉に私達の方へ振り返りました。

見ると何か必死に訴えています。硬直して。

隣を見るとT美も固まっています。

T美が、「ね?・・・だよね?」と言うと、男の子二人は大きくうなずき三人でいきなり走り出しました。

私は全く何が起きたのか分からずポカンと突っ立っていると、T美が前方から「早く!早く!いいから早く!!!!」ものすごい形相でこっちへ手を振っています。

何かやばいことになったんだなとようやく気づいた私も全速力で車の方へ走りました。

駐車場につくと、三人はもう車を出しかけてました。

急いで乗り込むと急発進。

何とか高校の敷地を出て街に入った頃、どうして逃げたのか聞いてみました。

T美と男のたちは泣きそうな顔で言ったのは・・・。

「中庭広場の2階の渡り廊下がね、ぼうっと緑色に光っていたのよ。何かなあとよくみると坊主の男の子が横向いて座っていたの!何か見間違いかなって思ってたら、二人が振り返ったから!」とT美。

「俺らも見間違いかと思ったんだよ、だから振り返ったんだよ。そしたらT美も固まって『ね?だよね?』て言ったからこれ確定だ!って逃げたのよ。あれいたね。本物だったね。」

男の子たちは泣きそうな顔していました。

私も同じ方見てたので見えてたはずですが、私には何も見えませんでした。

他の3人の顔見たら、見えなくてよかった。

あれは人だったのか、それとも・・・。

悪霊の正体はあなただ 投稿者:40代女性

随分と長い間、手紙のやりとりをしていた女性の友達がいました。

仮にAさんとしておきます。

共に、結婚していて、子供の出来なかった共通点があって、結構いろいろ手紙でやりとりをしていたのです。

その、Aさんの手紙が一時期途切れた事があって、心配しながらも、忙しいのだろう、と、思っていました。

久しぶりに手紙が届き、早速読もうと封を切った時、一瞬でしたがとても嫌な気持ちになりました。

内容は、ダンナさんの事で、自分は悪霊にとりつかれている、と言い出し仕事も辞めて一日部屋に籠っている、といった内容でした。

彼女の悩みに、一緒に考えて返事を書きながら、私は、「大したアドバイスもしてあげられないけど、彼女のストレスが少しでも軽くなるなら、話に付き合おう」と、思いました。

暫くして、Aさんからハガキが届きました。

「いつもは、封書なのになあ」と思いながらそのハガキを手に取った瞬間、電気が走ったような痛みに襲われ、思わずハガキを地面に落としました。

ハガキには、「悪霊の正体は、あなただ。あなたが手紙に乗せて何体もの悪霊を送りつけている、と、ダンナが言ってる。友達だと思っていたのに、裏切られた。もう、付き合いもやめよう」と書かれてありました。

ショックでした。

正直引く話もありましたが、Aさんの愚痴を聞いてやるつもりで付き合っていたのに。

もう、返事も出す必用もないな。と思いました。

ハガキは持っていたくないので、庭先で燃やす事にしました。

ハガキに火をつけた時、何処からか分かりませんが、泣き声のような声が、微かに聞こえました。

心の中で、「ここにいても、何もしてやれないよ。もといた場所に戻りなさい」と何度も唱えると、消えていきました。

Aさん夫婦がどうなったか、知るよしもありませんが、元気いてくれたらいいな、と思う次第です。

近くの山の洞窟 投稿者:30代男性

私の実家のほど近い山の麓には、洞窟がある。

天然の洞窟ではあるが、第二次大戦中に防空壕として使われていたらしい。

戦後しばらくしてから中に残っていた物品等は綺麗に持ち出されたという話だが、そのときの話を実際に片付け作業をした母方の祖父が語ってくれた。

洞窟の中には、短い間であればある程度生活できるような環境が揃えてあったようで、水をためておく桶や調理器具等が置いてあったという。

そこには餓死したとおぼしき比較的新しめの遺体と、白骨化した遺体があったそうだ。

一緒に作業していた人たちは、早い段階で亡くなった人と、比較的最近亡くなった人なのだろうという話になっていたようだが、祖父は気づいてしまった。

白骨の方は綺麗に一箇所にまとまっていたのだが、足りないパーツがあるということに。

そして、その足りないパーツを埋めるように、数本の骨が鍋の近くに置いてあることに。

祖父はそっとその骨を他の骨と同じ場所に置き直し、撤収作業を続けた。

さりげなく置き直したとはいえ、狭い場所なので他の作業者の目には触れていただろう。

それでも誰もそのことには言及せず、心なしか会話が減りつつも作業を完遂したそうだ。

子供の頃、私や私の友人たちがあの洞窟で遊ぼうとすると祖父に怒られた記憶がある。

きっとあそこは祖父にトラウマのような忌避感を与えてしまったのだろう。

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