怖い話実話まとめ短編11|何かに取りつかれた友人、私たち最後だよね?

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何かに取りつかれた友人 投稿者:30代男性

あれは私が小学生の頃。

口裂け女やトイレの花子さん、こっくりさん等ありがちなオカルトが私達の世代でも例に漏れず流行っていた。

そんな中で、一つだけよくわからない中途半端な話があった。

「後ろから三回小刻みに風が吹いたら、左から振り返ってはいけない」

それによって何が起こるのかは一切語られない。

誰もその結果を知らないからだ。

友人たちはその話になぞらえて、後ろから3度息を吹きかけ、吹きかけられた人はわざと左から振り返り、後ろの子がオバケのような振る舞いをして前の子を追いかけるという光景が集団下校中に見られた。

結局なんの捻りもない追いかけっこにしかならず、すぐにその流行は廃れたが。

そしてある日、私は下校中、その風に遭遇した。

私は集団下校のメンバーのうち2番めに遠くから通っていたため、もうすぐ家に着くという時点で私を含め同じクラスの友人と二人だけになっていた。

友人と横並びで歩いていると、ブワッブワッブワッと、風が3度吹いたのだ。

私はすぐさまあの話を思い出した。

友人も同じだったようで、「おい、左から振り返ってみろよー」「嫌だよー」とふざけあった。

結局二人とも振り返ることはせず、私は家に着く。

ドアを開けた瞬間、またブワッブワッブワッと、風が。

なんとなく怖くなって私は家にすぐさま入った。

翌日、一緒に帰っていた友人は欠席した。

体調を崩したという話だった。

さらに翌日、友人は登校してきたが、様子がおかしかった。

何を言っても笑わず、生返事しか返さない。

怒ってる? と聞くが、そんなことはないと言う。

授業中にチラッと彼を見ると、俯いてブツブツと何かつぶやいていた。

耳を澄ますと、「見るな、見るな、見るな」と繰り返していた。

触れてはいけないような気がして、私はそれを誰に言っているのか聞くことができなかった。

あの下校中、私と別れて一人だけになっていた彼は、私とそれほど離れた場所にいなかったはずだ。

それなら、あの風は彼にも吹いたのだろう。

そこで彼は左から振り返ってしまったのだろうか?

そこで何を見たのだろうか?

そして何に見られていたのだろうか?

疎遠になった今は謎のままだ。

急に消えた原付 投稿者:40代女性

3年前の話になります。

お盆で実家に帰省して、久しぶりにゆっくり過ごし、自宅へ帰る途中でした。

夜遅くなってしまって、もう少し早い時間に出れば良かった、と思いながら車を飛ばしていました。

信号のない一本道で、私と夫の車以外走っている車はありませんでした。

いつからか、私達の車の後ろを、原付バイクが一台付いてきていました。

一本道で、路地などないのに、このバイク、何処から来たんだろう、などと言いながら、でもきっと、私達は知らない路地があるんだよ、とか言いながら 私達は車を走らせていました。

バイクが、スピードをあげて、私達の車の横につき、ぐんぐんとスピードをあげて追い抜いて、車の前に出ました。

バイクには、フルフェイスのヘルメットに、白いティーシャツを着た、男の人が乗っていました。

私達だって、結構なスピードで走っています。

この、原付いったい何キロ出してるの!と話をした瞬間、フッと消えました。

ライトで見えなくなった、とか、横にずれた、とか、そんな事じゃありません。

忽然と消えたのです。

夫が、「お盆だからな。きっと、家に帰っていたんだろうよ」と、ポツンと言いました。

私たち最後だよね? 投稿者:30代女性

もうあれは15年以上前、私がまだ大学生の頃の話です。

運転免許や車を手に入れた仲間もちらほら出てきてバイトや学校終わりで集まってドライブに出かけていました。

その日も、男女10人ほどのグループで郊外の夜景が綺麗な山へドライブへ出かけることになりました。

駐車場でちょっともたついたので最後に車を降り、仲良しのSちゃんと二人、グループから少し離れて最後尾で展望台に向かいました。

平日の夜遅くだったので私達のグループ以外先客もおらず、また後から入ってくる車もありませんでした。

わいわいふざける男の子達の声を聞きながら展望台へ向かっていると後ろにいたSちゃんが、

「ねえねえM子、私達って最後だよね?みんな先に行ったよね?」

「うん、そうだよ。どうして?」

Sちゃんはちょっと間を置いて、

「ううん、じゃあいいの。後で話すよ。」

それきり何も言わなくなりました。

展望台に着いてひとしきり騒いで、みんなで盛り上がったので私はSちゃんがさっき話していたことなどすぐに忘れてしまいました。

小一時間ほどで切り上げることになり、それぞれ車でまた山を降りました。

街に降りてきたころ、そういえばとSちゃんが山で言ったことが気になり聞いてみました。

「Sちゃん、さっきなんだったの?後ろがどうとかって。何でさっき話やめちゃったの?」

「あー、あのね実はさっき後ろに誰かいたのよ。白っぽい人がみえたの。だから誰かまだ後ろにいたかな?と思ったの。手がずっと見えた。でも私たち最後だよなあと思ってM子に聞いたのよ。答え聞いてあぁやっぱこれ人間じゃないなって思ったんだけど、それあそこで言っちゃうとM子怖かったでしょう?みんなもびっくりしちゃうし。山降りるまで黙ってようと思ったのよ。」

彼女はクールで人におもしろおかしく話をする方の子じゃなく、今回も聞かなきゃ言うつもりもなかったみたいなのでそれが信憑性増しちゃってものすごく怖くなりました。

この事があってから、あの山は地元じゃ有名な夜景スポットだけれどドライブすることはなくなりました。

峠に捨てられた女 投稿者:30代女性

もうずいぶん昔に仲間に聞いた話。

地元で有名なトンネルのあるY峠。

もうかなり昔から心霊スポットになっているのと、ちょっと郊外にあるので若者たちが肝試しもかねてドライブに行くのが流行っていた。

ある日、暇を持て余した若い男二人は駅前でナンパした女の子を車に乗せY峠へ。

理由は最低で、体目当て。

もし拒否されればそのまま峠に置いていく。

トンネルが見え、峠についたころ女の子に目的を話す。

が、抵抗されてそのまま彼女を車から降ろして走り去った。

「いや、いや!置いていかないで!!!」

後ろから泣きじゃくりながら車を追いかけてくる彼女を無視して車を発進させる。

置いてきた女の子の事などさっさと忘れ、また別の女の子を探しに行くか、飯でも食べに街に戻るかと話しながら車を走らせる。

しばらく走行していると急に何か胸がざわつき始めた。

片方の男が、「なーさっきの女大丈夫かな。」

もう一人は、「まあ、あそこは肝試しの奴らも多いし大丈夫じゃねえ?誰かに拾われてるだろう。」

とは言ったものの、やっぱり二人とも不安になり戻ることにした。

トンネルの手前に来たが、女の子はどこにもいない。

車を降り、周辺を探してみるがいない。

先に進んだのかもしれないので、車に戻りトンネルの中へ車を走らせてみた。

長いトンネルをしばらく走らせると前方に倒れている人間を見つける。

「さっきの女だ!」

着ていた服に見覚えがあったので二人とも急いで彼女にかけよった。

「おい、大丈夫か!?」

倒れている彼女を抱き上げた二人は驚いた。

抱き上げた彼女の髪は真っ白になっていたのだった。

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