怖い話実話まとめ短編130|もう一人の彼、閉鎖された児童施設での肝試し

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もう一人の彼 投稿者:30代女性

これは数年前、私がまだ今のマンションに引っ越してきてすぐの話です。

当時、夏バテと夏風邪のコンボで体調を崩していた私は、体調不良からくる心細さで、同棲相手である彼のベッドを借りて横に。

冷却シートが切れてしまったので、ついでに消化にいいものを買ってくるよ、と。

彼がコンビニに出掛けていき、熱もあった私はうとうととそのまま眠ってしまいました。

その時、夢を見ました。

出掛けたはずの彼が、私を後ろから抱きかかえるようにして一緒にベッドに横になっている夢です。

夢特有の現象ですが、夢の中の私はそれをまったく不思議なことだと思わず、当たり前のように彼と会話を始めました。

でも、何かがおかしいんです。

普通の会話のようで、うまくかみ合わない。

その時の会話の内容までは覚えていませんが、とにかく話しながら「何かがおかしい」と感じたことをはっきり覚えています。

徐々に違和感ばかりが強くなり、背後の気配を怖く思い始めた瞬間のことです。

枕元に置いてあった携帯電話に、彼から着信があったのです。

おかしい。

彼は背後にいるのに、どうして本人から着信があるのか。

「あれ、なんで〇〇から電話なの?」

そう口にした瞬間、背後の気配が突然、ぶわっと大きく黒く膨れ上がったのを感じました。

背後の気配ですから、勿論私からは何も見えません。

それでも何かよくないものが大きく膨らんだことだけはわかります。

悪意も、敵意も感じませんでした。

「彼だったもの」が、電話をきっかけに異様なものに変わってしまったのです。

それはただただ「よくないもの」で、深い井戸の底を覗き込むような、本能的な恐怖を煽る得体の知れなさがありました。

どうしよう、どうしようとただ混乱するだけの私をよそに、黒いもやはどんどんと、どろどろしたものに変わっていきます。

もはや彼の面影すらありません。

その時、「本当の彼」から現実の着信がありました。

先程の電話は現実ではなかったのです。

その電話が繋がった瞬間、背後の異様なもやは影も形も残さずに消えてしまいました。

異常な怯え方をする私に、彼は急いで帰宅してくれました。

このことがあってしばらくは彼の傍を離れることができず、一人のときは必ず彼のアクセサリーなどを借りるようにしていました。

あの時と同じ体験は、今の所していません。

私の家系は、祖母が寺の血を引いていることもあり、全員ではありませんが、数人が何かしらそういった体験をすることがあるようです。

そして、彼はその筋の人の話によると、ご先祖様にとても強固に守られているらしいのです。

今でも、その時のことが単なる夢に過ぎないのか、それとも恐ろしい何かだったのかはわかりません。

それでも、時折あの時のことを思い出すことがあります。

あのタイミングで彼から電話がなければ、私はどうなっていたのだろうか、と。

閉鎖された児童施設での肝試し 投稿者:30代男性

これは私の体験した本当の話です。

若い時に肝試しに仲の良いグループで出掛けました。

その日は京都にある体罰で児童が亡くなってしまい閉鎖になったと言われている施設に行きました。

その施設は小さな学校の様な作りをしていて、先輩から聞いた話では、その先輩も肝試し中に足音を聞いたと聞かされてました。

そんなことあるわけがないと思いその施設に一歩入ると異様な雰囲気がしました。

小さな教室が数部屋あり二階に上がり廊下を歩いていると突然ゴロゴロゴロとビンが転がる音がしたのです。

廊下を灯りで照らしてもビンなんて転がっていませんでした。

気のせいかなと言いながらみんなでその廊下を進んで行くと、廊下の一番奥に不自然にピアノが置いてあるのがわかりました。

あのピアノまで行って帰ろうと言い、皆で進んで行くと。

ピアノの高音がピーンと鳴ったのです。

皆の顔色が変わりパニックになり走って逃げてきました。あの音は今でも忘れられません。

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