「 人生で最も怖かった話 」一覧

母が見た黒いカゲの正体は…|怖い予知体験

3年前の話ですが、社会人になって間もなく私は1人暮らしをしていました。

ちょうど実家に数日帰省していたのですが、私を含め家族がそれぞれ出掛けていて、母が1人で家にいました。

私が帰宅すると、母が怯えた顔して私に、

「さっき洗面所の方に黒いカゲがさっと通るのを見て、一瞬だったからよく分からなかったけど、片足のような形だった…」と言ってきたのです。

母は霊感がなく、そんないびつなものを見たのは初めてだったので、気のせいだと私が言ったのですが、絶対見えたと言い張るのです。

そう言われると怖くなってきましたが、とりあえず考えないようにして暫く過ごしました。

そして何日かして私が1人暮らしのアパートに戻り、トータルで一週間くらい経ったとき、嫌な出来事が起こりました。

私が仕事に出勤しようとしたとき、階段を踏み外してこけてしまいました。

暫くすると足の痛みが段々と増してきて、病院に受診すると、骨が折れていました。

骨折は生まれて初めてだったのでびっくりしました。

すぐ親にも連絡しました。

そのときは何も思わなかったのですが、あとから母と話したとき、その不吉な出来事は私の骨折の何か予言…というか警告だったのではないか…とお互い思い、一気に冷や汗が出てきました。

ちょうど足の形だったし、そうとしか思えません。

こんな体験初めてだったので、身の毛もよだつ、忘れられない出来事となりました。


修学旅行で起こった人生で最も怖い体験|怖い話実話

高校生の時に体験した、人生で最も怖い出来事です。

修学旅行で、とある地域に行った時ですが、日中は楽しく観光をして、就寝前はひとしきりみんなで騒ぎ眠りにつきました。

2階が男子生徒の部屋で、3階が女子生徒の部屋という形で分かれていました。

眠りについてしばらくすると、どこからか悲鳴が聞こえて来ました。

慌てて目を覚ますと、悲鳴を聞いたのは私だけではなく、同じ部屋にいたみんなも聞こえていました。

部屋の電気を付けて、何が起きたのか廊下に出ると、上の階から複数人の叫び声が聞こえ、次に泣き声も聞こえて来ました。

先生達が慌てて女子生徒達がいる3階に上がると、6部屋に別れた女子生徒のほとんどが泣いていて、事情を聞くとみんな同じ理由でした。

先生から内容を聞くと、白い着物を着た女性を各女子生徒の部屋の中の入り口付近で、ほとんどの女子生徒が目撃したとの事でした。

ほぼ同時の目撃と、目撃者の多さから疑う余地はなく、身体全身に鳥肌が立ちました。

嫌な雰囲気ながらも、先生達から寝るように言われて、しばらくみんなで話をしてから眠りました。

疲れていたので、すぐに寝付くと畳と何かが擦れる音が聞こえて来ました。

なんだろ?と思い、入り口付近を見ると白い着物の女性が立っていました。

あまりの怖さに声も出せず、固まっていると隣にいた友達も見えているらしく、慌てて電気をつけてくれました。

幻覚ではないので、人生の中で一番怖い体験となっています。


ベランダでぬいぐるみを持った少女…|人生で最も怖かった話

あれは高校二年の夏休みの事でした。

遊ぶお金がほしいからと父親の友人のトラックの運転手をやっているおじさんに頼んで仕事のお手伝いとしてバイトをしていました。

夜22時くらいからスタートして工場から荷物を運びスーパーに届ける、自分は基本助手席に座ってついたら荷物の持ち運びを手伝っていました。

深夜二時くらいになり次の工場に向かう途中一軒の家を見かけました。

二階建てのちょっと年季の入った家でしたが、とりわけそんなに気にかかるような家ではなかったのですが、なぜかその家から目が離せず、通りすぎる際に二階のベランダを見てみると、ひとりの女の子がぬいぐるみをもって立っていました。

こんな深夜にとおもい、不気味に思いましたが寝れなくて出てきたのかなとか勝手に思い込みました。

工場からの帰りその道をまた通りました。

どうしても女の子の事が気になっておじさんに頼んで家の前で止めてもらいました。

するとさっきの少女がまだベランダで立っていました。

おじさんに「この時間に女の子がベランダにいるんだけど」と伝えおじさんにみてもらいましたがおじさんは「どこにもおらんぞ」と一言。

もう一度ベランダのほうを見てみると女の子がこちらをみてにやりと不気味に笑うのが見えました。

怖くなりそこからすぐに立ち去りました。

それから手伝うのをやめてその家をみることはありませんでしたがあの女の子が何者だったのかこの世のものではなかったのか、最後に笑ったのはなんだったんだろうか。

あの不気味に笑う顔を未だに忘れることができません。


死の恐怖…凶器を持った男たちに囲まれ…|人生で最も怖かった話

これは私が18歳の夏休みのときの話です。

当時友人たちとファミレスで雑談をしていました。

ドリンクバーだけで数時間滞在しており、話の内容も気になる女性の話やくだらないことばかりでした。

夜11時を過ぎたあたりで店を後にしましたがまだ話足りなく、バイクを停めてある駐輪場で話を続けました。

すると駐車場の方に一台の大型トラックが入ってきました。

その時は納品に来た車だろうと思い、特に気にすることはありませんでした。

数分後、運転席と助手席から2人の男が降りてきました。

いかにも悪そうな風貌で、私たちより2〜3歳年上くらいに思えました。

トラックの運転手はいかつい人が多いなと思っていましたが、彼らは仕事に来たのではありませんでした。

トラックの荷台を開けると、中から更に20人くらいのいかつい男たちが降りてきたのです。

しかも武装しており、手には金属バットや鉄パイプ、そしてバタフライナイフを持っている人もいました。

集まって何か話をしたあと、私たちの方に近づいてきたのです。

恐怖で動くことができませんでした。

携帯で警察に通報しようかとも考えましたが、携帯を触っているところを見られたらやられるのではないかと思い、ただ立ち尽くすだけでした。

彼らは私たちを取り囲みました。

金属バットで足をコツコツとつついてきました。

もうおしまいだと思っていると1人の男が口を開きました。

お前らは地元の人間か、◯◯というやつを知っているかと聞いてきました。

私たちは地元から離れており、名前も聞いたことのない人でした。

正直に知りません、私たちはまったく関係ありませんと言ったところ、顔を近づけて本当だろうなと言ってきました。

半分泣きそうになりながら知りません知りませんと言うと、舌打ちをしてファミレスが面している幹線道路に向かって歩き始めました。

どうやら誰かを探していたようです。

しかも大人数で武装していたことからかなりの恨みがあったに違いありません。

男たちが去ったあと友人たちと取り敢えずこの場から離れてようと話し、バイクに乗って男たちが歩いた方と逆方向に向かって逃げました。

男たちが見境のない人間だったら私たちも命に関わる怪我をさせられていたかもしれません。

それ以降はこの日の恐怖のために、しばらく夜に出歩くことができませんでした。


静岡県の伊豆稲取の心霊スポット「廃墟病棟」

実家が伊豆稲取にあります。

伊豆の心霊スポットというと天城が有名ですが、私は伊豆稲取の廃墟病棟に強い心霊パワーがあると思います。

霊感は特別ないと思っている私ですが、伊豆稲取から東京方面への最初のトンネルの入り口には何か嫌なものを以前から感じていました。

自動車免許を取得してから、走り回っていた20代の頃は、日の出ている時間に走っていたため全く気づきませんでした。

28歳で自家用車を所有して、仕事が終わってから帰省する、つまり夜にあのトンネルを通る際に「気味が悪い」と感じ、それから妙な緊張感を感じるようになりました。

特にお盆の近い夏には強く感じ、冬場は全く感じません。

東京方面から夜、走っていき、トンネルの出口になります。

その出口を出ると伊豆稲取に着くのですが、その出口付近には何かがあるとずっと思っていました。

感じ方も人それぞれで、私は夜に出口となる、そこを通過する際。

妻は稲取から帰る際、そのトンネルに入っていく際に感じると言います。

そのトンネルの付近には、昭和初期?まで結核病棟なる隔離病棟があったそうです。

私と妻があまりにも気味が悪く、検索をかけたら見事にのっていたという次第ですから、パワー自体の強さがうかがえると思います。

友人はそこが心霊スポットであることを知っていて、建物まで行ったそうです。

建物から誰かが見ていたと言っていました。

私は一人でお盆に帰省した際、前も後ろにも車が走っていない状態でそこを夜に通り、白装束の影をバックミラーで見て車に衝撃を感じ、「ひえ~出た!」と言ったことが最強に怖かった出来事です。

あの時、エンジンでも止まっていたらマジでやばかったです。

心霊スポットで面白半分で私は行った訳でなく、単なる帰省で走行しているだけなのですから、霊のみなさん、いじめないでください!と言いたかったです。

からかいに来た人にだけ、罰を与えてください。


青森県の有名心霊スポット「〇〇水族館」で写った…|人生で最も怖かった体験

私が小学生高学年のときの話です。

テレビ番組『奇跡体験!アンビリバボー』の心霊写真コーナーにて“青森県の某水族館で幽霊が写る”と話題になりました。

『青森県水族館』で検索するとすぐ出てくる水族館です。

番組内での説明では「その幽霊は地縛霊で、いまでもそこで写真を撮れば写るだろう」と……。

めぐり合わせがいいのか悪いのか、その情報を仕入れた数日後に私の学校は修学旅行に行くことになっていました。

そう、青森県にです。

観光に行く場所のひとつはその水族館。

当時あまり素行がよろしくなかった私と友人は大興奮で録画したビデオを何度も確認し心霊写真の背景を記憶。

修学旅行で地縛霊をカメラに収めてやろうと考えました。

当日、水族館で自由時間になると友人と目当ての水槽へ直行し、インスタントカメラで様々な角度から水槽をバックに自分たちを撮影しました。

これで幽霊が写るだろうとにんまりしましたが、地元に戻って現像するも地縛霊は写らず。

「テレビのガセネタかよ!」と肩を落としましたが、事件は給食の時間に起こりました。

担任から集合写真を渡されたので見ていると、友人の服にテレビ番組で紹介されたのとまったく同じ、青白い顔をした幽霊の姿が……。

教室内は怯えた声が飛び交い大パニック。

私も食事が喉を通りませんでした。

どうやら地縛霊はまだそこにいるようです。


心霊現象や幽霊よりも怖いのは…|人生で一番の恐怖体験

私が14歳の時の話です。

当時中学生だった私は学校での人間関係が上手くいかず、心の病気を患ってしまい、精神科の閉鎖病棟に入院しました。

周りは大人の患者さんばかりで、中学生の私は馴染めずにいたのですが、ある時60代のおばあさんと仲良くなりました。

そのおばあさんはとても優しくて、私を孫のように可愛がってくれました。

毎日のように話していたので、退屈していた入院生活も楽しく感じるようになりました。

しかしある日、私は些細なことでおばあさんと喧嘩してしまったのです。

その日の消灯後、ベッドの中で「私もちょっと言い過ぎたかな?」と罪悪感がこみ上げてきて、「明日になったら謝ろう」と決めて目を閉じました。

が、その時!なんと、カーテンの向こうに人影が見えたのです。

足音とともに、人影がベッドに近づいてきます。

シーツに包まりながら震えていると、その人影から聞き覚えのある声がしました。

「おい、○○(私の名前)。許さんぞ、殴ってやろうか」

「殺す、絶対殺してやる」

と、あのおばあさんの声がするのです。

このままじゃ本当に危害を加えられるかもしれないと怖くなった私は、飛び起きてナースステーションまで走りました。

もちろん、走っている途中も「○○、逃げんなよ、絶対に殺してやる」と小走りで追いかけてきます。

その後、夜勤中の看護師さんがおばあさんを取り押さえ、「他人に危害を加える可能性が高い」と判断された為、外から鍵をかけて自分では外に出られない個室におばあさんは移されました。

しかし、なんとその個室が私の病室と壁を挟んだ隣にあるのです。

壁の向こうからは毎日のように「○○!殺す!許さない!」と、以前のおばあさんからは想像できないほどの叫び声が聞こえてきます。

さらに「ドン、ドン」と巨大なハンマーで叩いたかのような鈍い音まで聞こえてきました。

手で殴るにしてもこんな音は出せないし、一体何をしているのだろう……と思っていると、看護師さんがおばあさんの様子を見にきました。

その時の看護師さんの言葉を聞いて、私は一瞬で背筋が凍っていくのを感じました。

「あら、おばあさん!壁が血だらけですよ!どうしたんですか!?」

「足の裏の皮膚が裂けてるじゃないですか!」と。

なんと、あの鈍い音の正体は、ひたすら私の病室に面する壁を蹴り続けていた音だったのです。

しかし足の裏の皮膚が裂けて壁が血で染まるほど怨まれていたと考えたら、恐ろしさとともに「あの時些細なことで喧嘩しなければよかった……」と反省の気持ちでいっぱいです。

私は何度か幽霊を見たことがありますが、幽霊なんかよりもこの体験が人生で一番怖かったです。


あわや交通事故!自称スピリチュアル系人物の衝撃の助言…|人生で最も怖かった話

これは10年くらい前の話ですが、一人で旅行に行っていました。

車で高速道路を使って一泊の旅行です。

その行った先でたまたま入った居酒屋で不思議な人と出会いました。

自称色々見える人らしいです。

スピリチュアルというか、占いのようなそんな感じで。

元々占いなどは信じないタイプの僕でしたが、せっかくなので軽く見ていただきました。

最初はごく普通のことを言われて特になんの感動もなく、このまま終わるのかなと思っていました。

貴方のここまではとても苦労して、壁に当たっては這い上がってきましたね、なんてこと言われてまして。

まあ当たってますね、それはすごかったのですが。

最後の一言が気になってしまいました。

「ここまで勢いで来たかもしれないけど、たまにおかしなことがあったら一度止まってみたほうが良いですよ」

何か解りませんが、そのときは流して聞いてました。

そしてその旅行の帰りです。

また高速道路に乗って帰りました。

その途中、後ろからパトカーがすごい勢いで走ってきました。

最初は自分のことかとヒヤヒヤしました。

でもスピードも出してないしシートベルトもしているし。

そう思っていたらあっという間に僕を抜いていきました。

そして気づくと救急車もなかなかの勢いで来てまして。

さて、何かあったのかと。

特になにも起こらないので気にせずに走っていたその時です。

目の前から何かが来ました。

なんと猛スピードで車が走ってきたのです。僕に向かって。

そうです、逆走車です。

えっ?と思った瞬間、僕は無意識にハンドルを回しました。

本当に間一髪です。

ギリギリで避けることができまして。

もし避けきれなかったら僕はもうこの世にいなかったかもしれません。

あとで調べたら酔っぱらいの車が高速でおかしな走りをしていたと、それでパトカーが向かったらしいのです。

救急車も行ったと言うことは怪我人がいたのかもしれません。

それもあって、あのとき居酒屋で会った人の言葉が思い出されました。

おかしなことがあったら止まりなと。

あのときパトカーが通らなかったら、まったく無防備で走っていて、逆走車とぶつかっていたかもしれません。


真夜中に起こった金縛り…|怖い話実話短編

私が今までで一番怖い思いをした体験は、当時中学生だった頃の話です。

その頃は少しヤンチャを覚え始めた頃で友達とタバコを吸ったりバイクに乗ったり深夜徘徊などを毎日やってました。

当時の私は携帯電話をまだ持っていなかったため、いつも学校で夜中の何時集合でバイクそれぞれ盗んでくる!とか約束してました。

携帯もないので、うっかり寝てしまって遊べなかったなどよくありました。

当時はそんな毎日が楽しくて楽しくてしょうがない日々でした。バイクに乗って走り回る日々でした。

私の家の近くには親友Kがすんでおり、いつも一緒に悪さをよくやっていました。

ある日のことです、いつものように学校で夜中の約束をしました。

今日は、小学校の近くの駐車場に夜中の2時に集合、その日はバイクがあまり集まらないのでたむろして遊ぼうって感じで約束をしました。

私は先に親友Kと集合することになっていたので、親が寝たのを確認し、11半時過ぎには家をでました。

親友Kの父親はタクシーのドライバーで、その日は12時上がりだってようで、自分が親友K宅に着いたのが12時少し前頃で、親友Kの父親が帰ってきたのが12時半過ぎでした。

親友Kから、親は帰ってきたらすぐ寝るから、倉庫に隠れててくれと言われ、親友Kの父親が帰ってきたタイミングで倉庫に隠れてていました。

遅くても1時半には家を出れるから待っててくれとの指示。

しかし待っても待っても、親友Kはきません!

父親が寝るのを待つまでの間に、Kも爆睡してしまったようです。

Kを待っているうちに少し眠気が襲ってきました。

眠気と戦っている時に、いきなり耳鳴りがし金縛りにあいました。始めての金縛りでかなり怖かった事を覚えています。

目を開けた瞬間、目の前に真っ白い顔が…

周りには首を吊って自分を見ている人…自分はあまりに怖すぎて気を失いました…

次に目が覚めた時には夜も開けて太陽がのぼりはじめていました。

慌てて家に帰りました。

その日は4人で会う約束だったのですが、結局みんな寝てしまっていたようで誰も集合場所にはきてなかったみたいです。

その時の金縛りが今までで一番怖かった思い出です。


安いビジネスホテルの一室で起きた恐怖体験|人生で一番の恐怖体験

40代男性が体験した人生で一番の恐怖体験:安いビジネスホテルの一室で起きた恐怖体験

出張で北海道のS市で体験した話です。

出張でS市を訪れ、夜分遅くなってから泊まれるホテルを探しました。

市街中心部のはずれにあるとあるビジネスホテルに確認したところ、最初の返事は「本日ご用意できるお部屋はありません」とのことでした。

しかし、10時過ぎにそのホテルから返事があり、「一泊4000円で用意できる部屋があります」とのこと。

その部屋に泊まることにして、チェックインを済ませ部屋に入ると、部屋のインテリアに違和感を感じました。

ベッドの上に斜めに張り出した壁は、頭をうちつけそうな高さだし、不自然に壁に掛けられた絵は、高さが腰よりも低く、見づらい位置に掛けてありました。

しかし、私は、疲れもあってすぐに寝てしまいました。

しかし深夜二時過ぎに、寝苦しさで目を覚ますと、テレビが勝手についており、子供が映し出されて「僕は死んでない!」と叫びました。

自分は、疲れで夢を見ていると思い、もう一度眠ろうとしました。

しかし、子供の叫び声はますます大きくなります。

間違ってベットの上でリモコンでも押したのかとリモコンを探すと、リモコンはテレビの横に。

突然恐怖を感じた自分は、テレビを消して布団にもぐりこみました。

すると、隣部屋側の壁(その部屋は角部屋で、一方にしか隣部屋がありません)が、「ドン!ドン!」と叩かれるのです。

「あぁ、テレビの音で隣の人をおこしてしまったのか。相当怒ってるな」と思い、申し訳ない気持ちになりましたが、知らないふりをして眠ろうとしました。

しかし、数分おきに大きな音で壁が叩かれて、壁に掛けられた絵が大きく揺れるほどです。

いくら怒らせたとはいえ、これは酷いと思っていましたが、鳴りやまない音にしびれを切らした自分は、謝罪の意味も込めて壁を、小さくコツコツと叩きました。

すると「ドドン!!!」と前にもまして大きな音が返ってきました。

この反応に驚いた自分は、愚かにもフロントを通さず、隣の部屋に直接謝る(注意してやろうという気持ちもありました)ことにしました。

テレビの音は、自分がつけたわけではないので、少し腹立たしかったこともあります。

今思えば、これは余計な行為だったと後悔しています。

部屋をでて隣の部屋のドアの前に立つと、ドアの上に赤く光る小さなランプが点灯していました。

それを見たとたんに、自分は背筋に寒さを覚え、全力で廊下を走り、電気のついているコインランドリーに走りこみました。

なぜなら、そのホテルは、カード式のキーによって鍵をロックするのですが、部屋の中に入るとランプは緑色に光るのです。

他の部屋のランプは緑色に点灯していました。

私の泊まっていた隣の部屋には誰もいないことになります。

ランプが故障している可能性もあるのですが、それをフロントに確かめることもせず、臆病な私は朝までコインランドリーで漫画の本を読んで過ごしました。

なぜフロントに確かめたり苦情を言わなかったのかというと、もし「でましたか」とか「そうですか、、、では代わりのお部屋を用意します」などと言われたら、その部屋がいわくつきの部屋だということが確定してしまうからです。

朝、7時ごろに部屋に戻ると、部屋に何も変わったところはなく、疲れ切った自分は、もう一度ベッドに横になり眠りにつきました。

しかし、隣の部屋のランプはやはり赤のままでした。

一体、あの夜の経験は、単なるランプの故障だったのか、それともその部屋と隣の部屋で何か恐ろしい事件があったのかわからずじまいです。

それ以降、変に安いホテルには泊まらないようにしています。